医療法人社団 はやしクリニック

広島市佐伯区の 内科,循環器科 はやしクリニック

〒731-5116 広島県広島市佐伯区八幡1丁目22-11
TEL 082-929-0884

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生活習慣病の食事療法・運動療法

 生活習慣病の食事療法(→)

 生活習慣病の運動療法(→)

 生活習慣病の薬物療法(→)

 コレステロールを下げるポイント(→)

 中性脂肪を下げるポイント(→)




 

生活習慣病の食事療法

生活習慣病の食事療法
 

【食事バランスガイドについて】
2005年に食事バランスガイドが策定され,望ましい食事のとり方やおおよその量がわかりやすく示されました.

適当な[総カロリー量]
・69歳以下の男性は2200kcal(活動量=低)~2600kcal(活動量=普通)
・70歳以上の男性は1800kcal(活動量=低)~2200kcal(活動量=普通)
・69歳以下の女性は1800kcal(活動量=低)~2200kcal(活動量=普通)
・70歳以上の女性は1800kcal(活動量=低~普通)

適当な[食事のうちわけ]と[各々の摂取量]
(1)コマの一段目は「主食」で,5~7単位の摂取が勧められます.
(2)コマの二段目は「副菜」で,5~6単位の摂取が勧められます.
(3)コマの三段目は「主菜」で,3~5単位の摂取が勧められます.
(4)コマの四段目は「牛乳・乳製品」と「果物」で,各々2単位の摂取.

どの食品の,どの量が,1単位に相当するかの具体例は,毎日の食生活チェックブックを参照して下さい.

●食事バランスガイドの「男女・年齢・活動量別の摂取量」のダウンロードは こちら

○ただ,このように文面でその具体例を提示すると,その時点で拒絶反応が出てしまうのがクリニックの現実の姿です.食事療法は「言うは易し、行うは難し」の典型と思います.特に男性では「チンプンカンプン」の方が多いと思います.

○そこで,はやしクリニックでは,食事バランスのコマを実物大のフードモデルで再現した非常にわかりやすい「コマ模型」を院内に展示してあります.

○「百聞は一見にしかず」と言いますが,まさしくその通りで,直感的に食事バランスが理解できるようになります.ぜひ一度ご覧になり,自分の食生活の参考にして下さい.

○模型を一目見れば,食事の量も種類も,皆さんが想像されているよりは制限が強くないことが実感できると思います.

○はやしクリニック待合室に,「食事バランスガイド」要約版を置いてありますので,自由にお持ち帰りください.
 

生活習慣病の運動療法

生活習慣病の運動療法
 

【ウォーキングが一番お手軽で、おすすめです】

●ウォーキングが良いとされるのはなぜ?→有酸素運動だからです。
有酸素運動(エアロビック) 無酸素運動(アネロビック)
・低負荷で長時間の運動
・筋肉の糖を使うことで血糖が下がります。途中から脂肪も使い始めるので脂肪も下がります。

・ウォーキング,自転車,水中歩行等
・瞬発的な運動
・筋肉に蓄えられている糖だけを使うので脂肪は減りません。


・100m走,階段の昇り降り腕立て伏せ,スクワット等
 

●どれくらい歩くの?
ウォーキングは1日20分の早歩き=2000歩を目標にしましょう。
脂肪が燃え始めるのに20分かかるので、それ以上の時間が必要だとする意見もありますが、まずは20分を最低目標にして、可能な時には30-40分がんばりましょう。まずは始めることが一番大切です。

●どのように歩くの?
(1) 年齢によって若干異なりますが、心拍数が110/分位が効果的です。
(2) 「少し息がはずむ」「少しきついが、まだまだ続けられそう」な程度が良いと思います。
(3) (無酸素運動になるので)息切れが出るほどの運動はいけません。

●いつ歩くの?
血糖の一番上がる食後1時間~1時間半の間に歩くのが効果的です。しかしこの時間にこだわって長続きしないよりも、都合のよい時間で長続きさせることが大切です。暑さ/寒さ/風雨の厳しい時は止めましょう。また血糖降下剤(飲み薬または注射)を使っている人は空腹時の運動は避けましょう(←低血糖になる可能性があります)。

●週に何回歩くの?
血糖だけなら2日に1回でも効果のあることが証明されています。
脂肪まで減らすためには毎日がおすすめです。

●長続きさせるコツは?
毎日、歩いた歩数を記録してみてください。


【アクティブガイド2013について】

健康づくりのための身体活動基準 (アクティブガイド2013)が策定され,糖尿病・循環器疾患・がん・ロコモティブシンドローム・認知症・のリスク低減のための活動量が示されました.「運動」だけでなく,日常生活場の動作も「生活活動」としてカウントされることがポイントです.

(1)生活活動→買い物・そうじ・洗濯物を干す・子どもと屋外で遊ぶ・通勤・営業の外回り・階段昇降・荷物運搬・農作業・散歩・等
(2)運動→ジムやフィットネスクラブで行う筋トレやストレッチ・エアロビクス・テニス/サッカー/バスケ等のスポーツ・ラジオ体操・ランニング・等

●【身体活動生活活動運動】の目標
(1)65歳以上→【強度を問わず】身体活動を一日40分以上
(2)64歳以下→【歩行又はそれと同等以上の】身体活動を一日60分以上

人により現状の身体活動レベルが違いますので,(1)気づく,(2)始める,(3)達成する,(4)つながる,の4段階に分け,どのレベルにあっても「プラス10」が目標です.

●【チャッチフレーズ】 プラス・10(+10)
今より10分多く体を動かしましょう
(参考)10分の運動は1000歩のウォーキングに相当します.

→はやしクリニック待合室に,アクティブガイド2013のパンフを置いてありますので,自由にお持ち帰りください.

 

生活習慣病の薬物療法

生活習慣病の薬物療法
 

くすりに頼るか、生活習慣を改善するかのイラスト↑
図の出典:坂根直樹,目で見てわかる糖尿病(4)P68,診断と治療社


【薬物療法についてのよくある質問】
●一度飲み始めた薬をやめることはできないのでしょうか?
現在と同じ量の食事/同じ量の運動のままだと、薬を止めると必ず元の異常値に戻ると思います。薬と同時に生活習慣を改善する努力を行った場合のみ、将来的に薬を止められる可能性があります。

薬の効果で検査値が正常であれば、食事療法や運動療法はしなくてよい?
大きな間違いです.薬物療法は、食事療法や運動療法を併用しなければ意味がありません。くすりは、海面に浮いている氷山の上側だけを小さくしますが、水面下の大きな氷山はそのままです。食事療法や運動療法は、海面上の氷山も海面下の氷山もともに小さくします。(上イラスト)

 

コレステロールを下げるポイント

入れない ●食物からの取込みを少なくする.
→コレステロールを多く含む食品(鶏卵・魚卵・内臓等)を食べ過ぎない.
●食物線維は,腸からのコレステロール吸収を抑制します. 
作らない ●過食による過剰エネルギー摂取は,肝臓でのコレステロール合成を高めます. 
ためない
(出す)
(分解する)
●動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸は,コレステロールを増やします.
~LDL受容体(コレステロール処理)の合成を低下させて,コレステロールを増やします.
●魚に多く含まれる不飽和脂肪酸は,コレステロールを減らします.
①肝臓で,コレステロール→胆汁酸への変換を促進して,コレステロールを減らします.
②LDL受容体(コレステロール処理)の合成を促進させて,コレステロールを減らします.
●食物線維は,コレステロールの再吸収を阻害して,便として体外に排泄.
●運動して,コレステロールの原料となる中性脂肪を燃やす. 

●「コレステロールを下げる食事のポイント」のダウンロードは こちら
 

中性脂肪を下げるポイント

入れない ●食物からの取込みを少なくする.
→中性脂肪や飽和脂肪酸を多く含む食品(動物性脂肪等)を食べ過ぎない.
●食物線維は,腸からの糖(←中性脂肪合成の材料となる)の吸収を抑制します.
作らない ●過食で余った糖分は,(肝臓での)中性脂肪合成の材料になります.
→炭水化物を食べ過ぎない.
●内臓脂肪に蓄えられた中性脂肪は代謝が活発なため,容易に脂肪酸に分解されて肝臓に流れ込みます→肝臓に流れ込んだ脂肪酸は,そこで中性脂肪に再合成され,血中に出て行きます(=高中性脂肪血症).
●果糖(~くだもの) は,急速に吸収され・かつ殆ど全てが,糖の合成にまわらずに中性脂肪の合成にまわります.(ちなみに砂糖=果糖+ブドウ糖です)
→くだものやジュースを取り過ぎない.
ためない
(出す)
(分解する)
●アルコール分解中は,中性脂肪の分解がストップします.
→アルコールを飲み過ぎない.
●メタボ体型や肥満の人では,インスリンの働きが悪いため,中性脂肪を分解する酵素(リポタンパクリパーゼ)の働きも悪くなります.
●運動は,中性脂肪を分解する酵素(リポタンパクリパーゼ)の働きを活発にします.

●「中性脂肪を下げる食事のポイント」のダウンロードは こちら
 

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